魅惑の「毒」世界へ 自然史博物館で特別展

イラガの幼虫の拡大模型(約100倍)
イラガの幼虫の拡大模型(約100倍)

 東京・国立科学博物館で30万人を超える来場者を集めた特別展「毒」が、大阪市東住吉区の市立自然史博物館で開幕した。毒にかかわる生物や植物、鉱物など約250点を展示し、魅惑の“毒”ワールドへといざなっている。5月28日まで。

 自然界のあらゆるところに存在する毒について理解を深め、どのように付き合っていくかを考える企画。

 会場では、迫力の拡大模型(ハブ約30倍、オオスズメバチ約40倍、イラガの幼虫約100倍、セイヨウイラクサ約70倍)がお出迎え。毒でおなじみのフグやキノコはコラムも交えながら分かりやすく解説している。

 また狩猟や戦、暗殺などで毒を利用してきた人の歴史や、薬としての役割にも着目。開幕に合わせてクラゲの実物展示も登場した。

 同館の長谷川匡弘学芸員は「東京では予想以上の反響。毒を避けるために調べ、知ろうとしてきた人の本能に訴えかける展示内容になっているのではないか」と分析。「拡大模型はとても精巧にできているので、さまざまな角度から見て、一緒に写真を撮って拡散していただきたい」とアピールしていた。

「毒」にかかわる展示を解説する長谷川さん
「毒」にかかわる展示を解説する長谷川さん

 関連イベントとしてリレートーク「賢くてたくましい!毒をもつ生き物あれこれ」が4月2日午後1時~2時半に同館講堂である。参加無料、定員170人、申し込み不要(先着順)。ユーチューブ同時配信。出演は天王寺動物園獣医師の佐野祐介さん、自然史博物館外来研究員の村井貴史さんと同館学芸員の長谷川さん。

 問い合わせは電話06(4301)7285、大阪市総合コールセンター。