「新喜劇記念日」は史上最高齢82歳のやなぎ浩二が新喜劇座長に

上最年長座長となるやなぎをヒョイと抱き上げるぢゃいこ

 新年最初の吉本新喜劇・間寛平GM(75)の月例会見が1月29日に行われ、いつにも増して盛りだくさんの内容に。

 まず3年越しでニューリーダーの1人、清水けんじ(49)が後輩で先に座長となった吉田裕(45)に「座長交代」を迫っていたバトルは、決戦の場となるはずだった1月「なんばグランド花月」(NGK)本公演の新喜劇で座長を務めるはずの清水がインフルエンザでダウン。その代演を吉田が務めるという笑えない結果に陥った事をGMが報告。「ホンマにしみけん(清水)は持ってない(運がない)なぁ」と苦笑される何とも締まらない結末に。

 この日、司会のアキ(55)はスタントマン時代に東映京都撮影所で取り組んだ殺陣を生かした本格時代劇公演「時が来た」を3月14日から3日間、近鉄アート館(大阪・阿倍野)で計5公演行うことを報告。

本格時代劇公演「時が来た」をPRするアキ座長

 3月2日「新喜劇記念日」には65周年ツアー千秋楽と題してNGK夜公演で、GMと4座長そろい踏みの特別バージョン。第1部では所属座員最年上のやなぎ浩二が史上最高齢となる82歳で新喜劇座長を務めることに。やなぎは「僕は派手なことは嫌いなんやけど寛平ちゃんに〝もうチケットは完売。兄さん(やなぎ)は1枚も売らんでよろし〟言われて…。長持ちの秘けつ? 朝夕欠かさない散歩かなぁ」とひょうひょう。そこに現れたのがパリ五輪陸上やり投げ金メダリスト北口榛花選手(26)のそっくりさんとして売り出し中の怪力娘・ぢゃいこ(43)で、やなぎをヒョイと抱き上げ歩き出し一同びっくり。

新ギャグ「パンティーハズル」を披露する島田珠代

 65周年新喜劇の「顔」としてGM会見にほぼ皆勤の島田珠代(54)はおなじみのギャグ「パンテーテックス」の新バージョン「パンティーパズル」を男性用ブリーフを振り回しながら初披露し皆あ然。

自身の新喜劇イベントのポスターを持ちアピールするGM会見出席座員

 昨年は佐藤太一郎(46)と小西武蔵(43)がコンビで、セカンドシアター→NGK単独公演→よしもと祇園花月1週間座長公演のすべてを大入り満員にしたことで次期座長へ足跡を印した。今年、この難関に挑むのがレイチェル(41)。入団17年目の中堅で昨年の座員総選挙では16位入り。既にセカンドシアター、NGK単独公演の満員条件をクリア。いよいよ2月19日からの1週間、祇園花月で初座長に挑戦。助演に吉田座長や佐藤、さらに人気の千葉公平(49)も駆け付け。レイチェルは「1日公演なら飲食店回ってチケット売り切る自信あるけど、1週間公演は無理。ファンの皆さんにお願いするしかない」と決意も新た。

(畑山博史)