南野陽子が関西演劇祭の実行委員長に「〝推し〟の劇団や俳優を探し出し、応援するのも楽しい」

今年で5回目となる「関西演劇祭2023」(11月11日~19日、大阪森ノ宮のCOOL JAPAN PARK OSAKA SSホール)の実行委員長を俳優の南野陽子(56)が務めることになり、5年連続でフェスティバル・ディレクターを務める俳優で映画監督の板尾創路(60)らが出席した概要説明会で発表された。

2人に加え、会にはスペシャルサポーターとなる野上祥子・ネルケプランニング社長、三島有紀子・映画監督、NHKエンタープライズ ドラマ部・岡田健エグゼクティブ・ディレクターをはじめ、5年連続でスーパーバイザーを務める劇作家で演出家・西田シャトナーが参加。今年の参加劇団としてArtist Unit イカスケ、演劇組織KIMYO、餓鬼の断食、劇団イン・ノート、劇団FAX、バイク劇団バイク、PandA、MousePiece-ree、無名劇団、ヨルノサンポ団が紹介された。

演劇に付いての思いを語り合う板尾(左)と南野

関西演芸祭は全国の小劇団の活性化を目指し、ノミネートされた劇団からセレクトする方式で毎年参加劇団を変更。最終日にはさまざまな賞を決めて贈呈、劇団ごとはもちろん、演者個人がテレビや映画などに出演するきっかけを提供している。

南野は関西の兵庫県伊丹市出身で「舞台は、チャンスを狙った作品や俳優を通して、いろいろな考え方を間近で感じることができる。〝自分はこうだ〟という部分にも気付かせてくれ、自分と向き合えるのも楽しさの一つ。〝推し〟の劇団や俳優を探し出して、応援して行くのも楽しい」と魅力を説明。板尾は「5年間はあっという間だった。演劇祭に関われることが〝幸せだな〟と毎年思う。お芝居に興味がある人、出たい人に参加していただき、本当に楽しいし〝来年も参加したい〟と思ってもらえる演劇祭なので、さまざまなつながりもたくさん生まれると思う」と期待を寄せた。

 (畑山博史)

関西演劇祭2023の南野実行委員長(右から2人目)と板野フェスティバル・ディレクター(同左隣)ら。