十代少女22人で大阪を本拠地として活動する少女歌劇団「ミモザーヌ」(総合演出・広井王子)の夏公演「サマーコレクション~魅惑のバラエティショウ」が2日間の大阪公演で千秋楽を迎えた。東西3回ずつ計6公演は、コロナ禍も明けて創団5年目で久々の声出し解禁とあって連日大入り。公演を終えたばかりのメンバーに聞いた。(畑山博史)
公演は第1部のミュージカルが、1人の少女が正しい事と悪くずるい事をそれぞれささやく白と黒の天使の言葉に心を揺さぶられながら成長する姿を描くミュージカル。歌劇団の〝20歳誕生日年末で卒団〟の決まりでこれが最後の夏公演となるいまもりまなか団長(20)と、今春大学生になり「ミュージカル女優を目指す」と今公演限りで卒団を決めたたかはしまお副団長(18)はほぼ出ずっぱりの熱演。2部は歌と踊りのライブステージ。2人と同じ1期生で次世代担う歌唱得意のすずきみあいムェンドワ(18)やグラビアアイドルとして活躍のちばひなの(16)が活躍。3期生の中学生、しものあやめ(15)がコーナー司会を初めて任されるなど若手の着実な成長が披露された。
いまもり団長は「何も分からず学年もバラバラだった1期生の初合宿から今までアッという間だった。私は女優を目指すので、卒業後はしっかりと演技の勉強をしたい」と話し、たかはし副団長も「1期生は皆それぞれの個性が出てきた。私は大学生活を続けながら、歌を踊りを生かしてこれからも舞台で頑張りたい」と抱負を述べ、フィナーレを笑顔で飾った。