名曲「四季」と光が織りなす没入体験 世界300万人魅了の光のアート、大阪市立美術館で日本初公演

 スイス発のVRコンテンツ「ENLIGHTENMENT JAPAN (エンライトメント ジャパン) , CREATED BY PROJEKTIL」の公演が、10月10日から大阪市立美術館(大阪市天王寺区)の中央ホールで始まる。没入型のスペクタクルショーで、全世界で累計300万人以上を魅了したコンテンツだ。

 一般公開を前にメディア向けにそのお披露目がなされ、ヴィヴァルディの名曲「四季」に合わせて煌びやかなプロジェクションマッピング映像が展開された。

 特別に編曲・再録音されたヴィヴァルディの名曲「四季」に合わせて、同会場の建築空間専用に制作された光のアートが組み合わさる、全6部構成・約30分間の没入感ある体験が楽しめる。

 視聴体験後に、制作を担当したPROJECTILのアンニャ・ディグルマンさんに話を聞いた。

 どこから見るのが一番いいか、という問いには、「後ろから見ると全体が見渡せるけど、場所を変えながら違った角度から360度に展開されるイメージを見ると、場所ごとに新たな体験を感じられる。でも一番いいのは何回か来て、毎回違う場所から見ることかもね」と教えてくれた。

 その位置から見た景色がこれだ。

 会場内には椅子のほか、ビーズクッションも設置されているので、柔らかいクッションに体を預けながら頭上や四方に広がる光の世界を眺めると、より深い没入感を感じられる。

 筆者はホールの真ん中辺りにビーズクッションを置いて天井を中心に眺めるのが最も没入感を感じられるのではないかと感じた。

 また、「ENLIGHTENMENT JAPAN」を通して伝えたいことがあるか、という問いには、「ここに来たら、日常や都会の喧騒を忘れて、心を落ち着けて平和な気持ちややすらぎを感じてほしい。そして、それぞれに自分が感じたメッセージを持って帰ってほしい」と返答した。

 技術的に難しかったことは、各会場に合わせて映像を精細に調整して表現しているので、歴史的な建物で唯一無二の作りとデザインに合わせて設計しなければいけないのが大変だったそうだ。

 国内には大阪市立美術館のような歴史的に価値のあるユニークな建物はほかにもあるが、今回この場所が選ばれた理由は、大阪市がナイトタイムエンターテインメントのコンテンツを探していたことと、PROJECTILがそれを提供できること、また彼らが求める場所を大阪市側が提供できたことで、両者の求めるものが合致したから。

 また、これが日本国内での初めての公演になるが、今後国内各所にも巡回していきたいと考えているという。大阪市立美術館では、第一期公演に続き、12月1日から来年1月11日までの期間に第二期公演も開催する。

 昨今、Peace of Mind(心の平穏)のようなテーマを設定するイベントが増えたと感じるが、それだけ現代社会は世界共通で生きづらく、大変なのかもしれない。そんな疲れた心には、「ENLIGHTENMENT JAPAN」がきっと効くはず。

 公演は第1期が2026年10月10日~11月29日、第2期が12月1日~2027年1月11日。各日5公演で、第1公演は17時45分~18時15分、第2公演は18時30分~19時、第3公演は19時15分~19時45分、第4公演は20時~20時30分、第5公演は20時45分~21時15分。各公演の入場開始は開演15分前。

 チケット料金は、平日が大人2,900円、小人(中学生以下)1,700円。土日・祝日は大人3,200円、小人(中学生以下)1,900円。

 詳細はHP(https://enlightenment-immersive.jp/)に掲載。

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