10月1日、社会保険加入の目安だった「106万円の壁」が撤廃された。月収8万8000円以上という賃金要件がなくなり、週20時間以上働くパートやアルバイトは年収にかかわらず厚生年金・健康保険への加入対象となる。企業規模要件の撤廃が完了する2035年までに、国の試算で最大約200万人が新たに対象となる見込みで、扶養の範囲内で働いてきた主婦層やアルバイトの多くが影響を受ける。加入すれば手取りは一時的に減るものの、将来受け取る年金額は増え、病気やけがで働けなくなった際の傷病手当金も受けられるようになる。
勤務先の従業員数51人以上という条件は当面残り、35年10月までに段階的に撤廃される予定。手取りの急減を抑えるため、事業主が申し出れば3年間、本人負担を軽減できる経過措置も導入された。

