500点超の原稿が語る情熱と執念 大阪で「手塚治虫 ブラック・ジャック展」開催

手塚治虫

手塚治虫の不朽の名作『ブラック・ジャック』を“史上最大規模”で特集する巡回展「手塚治虫ブラック・ジャック展」が、あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で開催される。会期は9月27日から12月14日まで。

会場は原稿500点以上、連載当時の『週刊少年チャンピオン』誌面、1970年代の単行本、選りすぐりのエピソードの直筆原稿200点超といった膨大な資料で構成され、手塚作品の深層を多角的に紐解く。

展覧会は全四章で構成され、作品に込められた「命の尊さ」「医療の倫理」といった普遍的なテーマを、時代背景や手塚自身の視点とともに紹介。キャラクターの誕生秘話や社会的影響、現代への問いかけを体系的にたどることで、来場者が『ブラック・ジャック』の本質に立体的に迫れる展示内容となっている。初期のラフスケッチや修正原稿も多く並び、手塚の創作過程や、診療シーンへのこだわりが生々しく伝わる構成となっている。

チケットは前売りが一般1,800円、大高生1,400円、中小生300円。当日券はそれぞれ200円増し。また会期中、平日来館者には曜日ごとに異なる絵柄のオリジナルカード1枚を進呈する特典を実施。

さらに、大阪マリオット都ホテルとのコラボプランも展開され、ランチやカフェメニューと観覧券がセットになったプランも販売中。詳細は公式HP(https://www.ytv.co.jp/blackjack2025/)で確認できる。

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