地域

肉じゃないハンバーガー 万博後は一般販売も 「大豆ミートはおいしくない」を覆す

 「大豆ミートはおいしくない」という前提を覆し、大豆と米で作るおいしい揚げ物「かるあげ」を開発したN・ディ・シー(岐阜県)。この「かるあげ」を挟んだハンバーガーやサンドイッチが大阪・関西万博のパソナ館外のキッチンカーで販売される。

大豆と米で作った「かるあげ」をはさんだハンバーガー
大豆と米で作った「かるあげ」をはさんだハンバーガー

 試行錯誤の末、大豆に米を加えることでおいしさを生み出した同社。食べても大豆製品だとは全くわからないハンバーガーを商品化した。

 万博会場内では、輸送費や特別なバンズを使用するため値段は決して安くない。しかし、このかるあげ、万博が閉幕するころには市中のスーパーや飲食店で販売する計画で、現在複数のスーパーマーケットや飲食店と交渉を行っている。市場では冷凍した状態でパティに当たる部分を卸し販売し、消費者が購入する値段は一般的な魚フライやお肉のパティより低く抑えた価格設定で販売するという。

 原料がタンパク質と米のため腹持ちが良く、脂っこさもない。大阪万博をきっかけに、体にも環境にもやさしい未来の食材を使った商品が誕生する。