大阪・道頓堀を代表する名物ビルのひとつ「中座くいだおれビル」が3月26日、全改装を経てリニューアルオープンした。前日と当日、2日間にわたって行われたオープニングセレモニーには多くのマスコミ陣が詰めかけ、即時ニュース発信されたのでリアルタイムで視聴した人も多いだろう。それにより、昨年10月に「バカンスに行く」と言い残して失踪していたくいだおれ太郎も、とびきり大きく成長した姿で、同ビルの顔としてカムバックしている。

気になるテナントについては、プライベート性の高いカウンター席で神戸牛のハンバーグや牛タンステーキを目の前の鉄板で焼いて提供する「神戸赤ふじ」や、鎌倉パスタの新業態でお出汁にこだわったパスタや豆腐バーをウリに、食後のスイーツも充実の「おだしもん」をはじめとする大阪初出店を含む約20の飲食店に、吉本興業によるレストランシアターや時間帯によってXR(クロスリアリティ)体験・ショー・ナイトクラブが入れ替わり、多彩な遊興に没入できる総合エンターテインメント施設が加わっている。お馴染みの「スシロー」は芝居小屋をモチーフにした内装に、全国的に見てまだまだ希少なデジローを導入したエンタメ性の高い空間で当地限定メニューが楽しめるのもうれしい。
これまでにないグルメとエンタメが一堂に集結し、中座の歴史と絡めて食や文化も楽しめる、コテコテの施設の誕生だ。外観にはくいだおれ太郎の、どデカい看板がそびえて興を添える。観光やグルメを求めて道頓堀を訪れる観光客はもちろん、遊び慣れた地元客にも愛される予感がハンパない。(記者:西村由起子)