忙しい毎日を送る現代人にとって、コンビニ弁当などのお手軽ご飯は欠かせない。しかし、それだけだと気になるのが健康面。「栄養を考えた手作りの料理が恋しい」と考える人は少なくない。そんな人が定期的に通いたくなる小料理屋が「酒肴 華」だ。
女将の華山浩子さんが提供するのは、〝家庭料理以上、割烹未満〟と自称する日替わりの〝おばんざい〟。「食事は毎日の活力の源。でも毎日栄養を考えて料理を手作りするのはハードルが高い。時には店でゆっくり、旬の食材や野菜をふんだんに使った料理を食べて元気になってほしい」という女将の優しさがこもっている。
和食をメインに、昔働いていたというイタリアンやベトナム料理テイストの多国籍なお惣菜が並ぶのも〝華〟流だ。旬の食材や野菜をふんだんに使用し、ドレッシングも含めてそのほとんどが手作り。その優しい味わいに、胃袋を掴まれているファンも多い。カウンターに座り、温かいおばんざいに舌鼓を打ちながら、大将おすすめの日本酒を一杯。「それだけでまた翌日も頑張る活力が湧いてくる」という人も。
仕事終わりによく1人で来店するという女性は、「食事のおいしさはもちろん、栄養も取れるのがうれしい。大将夫婦の掛け合い漫才のような会話が心地よく、第二の実家のよう。週一で通いたいお店です」と教えてくれた。
■酒肴 華(しゅこう はな)/大阪市都島区都島中通3丁目5−4/電話090(4854)0764/営業 17:00〜22:30(22:00 L.O.)