22kg減で大胆イメチェン!服部浩子、35周年は「極楽とんぼ」で魅せる

 デビュー35周年の演歌歌手、服部浩子の変身ぶりがファンを驚かせている。まず新曲「極楽とんぼ」はコミカルなリズム歌謡。カップリングの「情熱のマンボ」はテンポ良く踊り出す。そして何よりドレス姿がスタイリッシュで華やかだ。長年、服部浩子と言えば切なく暗い愛憎を歌ったド演歌を貫禄あるふくよかなたたずまいで和服に包みゆったりと登場するイメージだった。歌手仲間でも見間違えるほどのダイエットぶりで、いったい彼女に何があったのか?

スレンダーなワンピースが似合う服部

 「10年ぶりに元いた芸能事務所に戻りました」と説明。「社長から〝冒険してみなよ〟と言われ、久しぶりにノリのいい曲にチャレンジしました」と明かした。曲調に合わせて振り付けも採用。「歌いながら踊ると、歌詞がぶっ飛びそうで…」と笑う。

カラフルなワンピースが似合うがサイズが合わずベルトでカバーの服部

 ちょっと抜けているけど憎めない男を愛してしまった女性を歌で演じるにあたり新たな衣装も社長が見つけてきた。「ダメな男を支えるしっかり者の女性。大阪の方で結構おられそうな気がします」。写真のカラフルデザインの振り袖だったが、年相応にちょん切って留め袖にし歌い踊る。新曲用に着て撮った写真は昨秋時点で13㌔減の時。今では更に9㌔落として計22㌔マイナスに。「和服は調節できるので着るのは大丈夫なんですけど、CDジャケットの時とかなり体形違いますよね。よく言われます」といたずらっぽく。

昨年末、新曲発表時の服部。今より9㌔重い

 ダイエットはちょっとした思いつきからだった。「私の楽しみは好きな物を好きなだけ食べることだったんです。でもそれではそろそろ体が悲鳴を上げる。ランチだけ好きな物を食べて、夜は野菜や魚を中心に。運動で基礎代謝を上げ筋力維持。体重計には毎朝乗ってます」とスラスラ。つらいのは家族に晩ご飯の支度をする時だそうで「私は食べないんだ…」と自分に言い聞かせながら黙々と料理だけに集中するそうだ。

服部浩子の新曲「極楽とんぼ」のCDジャケット

 今年はデビュー35周年。「派手なイベントはしません。演歌歌手の世界では大先輩方がたくさん頑張っておられる。あと5年頑張って40周年まで無事にたどり着けたら次は何か楽しいことを考えます」と笑った。すっかり妖艶な美魔女に変身した服部。新しい可能性は洋々と広がっている。


(畑山 博史)