劇作家「寺山修司」生誕90年の「アングラ演劇傑作ポスター展」開催

1960〜80年代半ばに活躍した前衛劇団の公演ポスター約100点が関西初公開

　文化創造拠点の扇町ミュージアムキューブ（大阪市北区南扇町６-２６）で、関西初となる「寺山修司生誕９０年記念『ジャパン・アヴァンギャルド』－アングラ演劇傑作ポスター展－」が２月１６日まで開催中だ。開館時間は午後１時～同８時（入館は同７時半まで）。

　日本の前衛劇団組織を代表する「天井桟敷（てんじょうさじき）」を主宰した歌人・劇作家である寺山修司の生誕９０年を記念した同展覧会。
　１９６０年代から８０年代半ばにかけ、いわゆる当時の商業演劇に対してのカウンターカルチャーである「アングラ」と呼ばれる前衛劇団が続々と結成された。その公演を宣伝する広告ポスターは独特かつ鮮烈なビジュアル表現で、未だに美術的に価値が高いものとして評価をされている。

　当時は公演用にごく限られた枚数しか作成されなかったため、現存するものはごくわずか。そのポスターを、１００枚を超える規模で展示している。