マッセイ大学(ニュージーランド)と大阪女学院ほか、日本の女子中学・高校校と協定調印式

マッセイ⼤学と⼥⼦中学・⾼校6校の協定調印式。左から9人目(一番右端)が、大阪女学院谷本力教頭

最短3年で学⼠号取得可能な協定校推薦制度

 マッセイ大学(ニュージーランド、パーマストンノース、国立総合大学)は6月18日、在日ニュージーランド大使館(東京都渋谷区)で大阪女学院中学高等学校、光塩女子学院中等科・高等科、昭和女子大学附属昭和中学校・昭和高等学校、実践女子学園中学校高等学校、東京女子学院中学校高等学校、日本女子大学附属高等学校と提携し、「教育協力に関する協定」を締結した。締結式には訪日中のクリストファー・ラクソン・ニュージーランド首相が立ち合い、マッセイ大学および各学校の代表者が参加し、覚書の調印式を開催した。

 マッセイ大学は協定校推薦制度を通じて、日本の高校生の同大学への進学を支援し、日本の女子中学・高校との連携を深め、両国の女性の活躍を支援する。具体的には、同⼤学の設ける英語・成績基準を満たし、かつ在籍校の推薦を得た⽣徒は、同⼤学の学⼠プログラムに進学でき、最短で渡航から3年で学位を取得し同⼤学を卒業することが可能となる。

 マッセイ大学(理事・副学長 シェリー・ ターナー)は「マッセイ大学は、国際教育と文化交流を促進するという本学の取り組みを反映して、日本と長年にわたる関係を持っており、最近では、本学が提供する学位プログラムへの関心が高まっています。私たちは日本からの学生が学力的にも個人的にも成長できるよう、包括的なサポートを提供することに専念しています。本学は高等教育における女性の重要な役割を認識しており、彼女たちが在学中に最大限の可能性を発揮し、成功するキャリアに就けるよう支援することに全力を注いでいます」とコメント。

 また、大阪女学院中学高等学校(山﨑哲嗣校長)は「世界ではじめて女性参政権を確立したニュージーランド。文化の多様性、マイノリティーの権利などダイバーシティーを尊重する国での学びは、日本の女子学生にとって有意義なものとなることを確信してやみません」と話している。