〝演歌第7世代〟の青山新 4年ぶりの宝恵駕籠に女性ファンから黄色い声援

 〝演歌第7世代〟の末っ子的存在として人気上昇中の演歌歌手・青山新(24)が、関西で正月を締めくくる行事として知られる「十日戎」の1月10日、自身4年ぶり2回目となる宝恵駕籠に乗り込み、駆けつけた女性ファンが応援うちわで声援する中で、沿道の観客に手を振りながらにこやかに大阪市浪速区の今宮戎神社に宮入りした。

宝恵行列に加わり沿道のファンに手を振る青山

 4年前の青山は翌2月デビューを控えたプロ直前の新人。2000年3月には日本国中がコロナ禍に覆われ、青山自身も全国キャンペーンなどが行えないままプロ歌手として活動。昨年デビュー4年目23歳になり初の女唄を歌った「女のはじまり」がヒットし、来月2月21日には第2弾「女がつらい」の発売も決まった。

日本橋の電器屋街に集まったファンに、生歌を披露する青山

 この日は、大阪のシンボル・阪神タイガースの38年ぶりプロ野球日本一を意識したような虎柄のスーツとネクタイ姿で登場し、駕籠乗り込み前に待ち受けたファンに向けて2曲の生歌を披露。「今年は新年早々に悲しい災害や事故、大好きな歌の先輩(八代亜紀)の訃報などがあり、心が動揺しました。ここからえべっさんの福をしっかり頂いて、良い年になるように皆さんの心が明るく元気になるような歌をどんどん届けて行きたい」と誓った。

両脇に福娘を伴って青山の宝恵駕籠は出発準備OK

 宝恵駕籠の思い出について「4年前は戎橋たもとの〝えびす舞台〟で30分のワンマンショーをやらせて頂いた。ところが新人だからトークが全然出来なくて20分ぐらいで舞台を降りてしまいました。今ならご期待に応えられると思う」とほろ苦いエピソードを明かした。

(畑山博史)