緊急避妊薬の試験販売開始 11月28日から全国145の薬局で

 望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬(アフターピル)」について、医師の処方がなくても薬局の店頭で適正に販売できるか調べる試験販売が、11月28日から全国145カ所の薬局で始まった。

 「緊急避妊薬」は、性行為から72時間以内に服用すれば、妊娠を一定程度防ぐことができる。現在は、医師の処方が必要だが、厚生労働省の検討会が医師の処方がなくても適正に販売できるか、一部の薬局で試験的に販売する調査研究を行うことを決めた。購入できるのは、調査研究への参加に同意した16歳以上の人。16歳以上18歳未満の人は保護者の同意が必要。販売価格は、7000円から9000円程度。