放課後の子どもの過ごし方を考える

子どもの「個性」を伸ばす民間学童

 来年に子どもが新1年生を迎える保護者にとって悩ましい課題の一つが、「放課後の過ごし方」。核家族化、共働き世帯が進む今、親がいない放課後の時間に子どもを安心して預かれる場所の確保が必須になっている。
 また、放課後の時間も子育て・教育に重要な時間だと位置づけられるになった。それに伴って、例えばオールイングリッシュの環境など、ただ「預かる」だけでない、子どもの能力を伸ばすことに重きを置く特徴的な学童が増えている。
 地域によっては、人気の学童は入学前の時点ですでに定員が埋まっていたりと、早めに準備をする必要が年々増している印象だ。

  あらゆる特徴の学童がある中で、「たくさんの経験をして、個性を伸ばすこと」に注力している学童が、北区にある「なるには學問堂」だ。普段の宿題サポートはもちろん、英語、そろばん、プレゼン、アート・工作、音楽などの多彩なプログラムが展開されており、たくさんの経験を通して子どもの才能を見つけられる。1200冊以上の本に囲まれた環境も特徴的。読書を通じて、知識だけでなく感性や多角的な視点を培える。

工作の様子

 「私たちは『天才』を見つけたいという思いで『なるには』を運営しています。天才を見つけたいといっても、アインシュタインのような飛び抜けた人材を!という意味でなく、一人一人の『天賦の才能を見つける』ということです。子どもにはそれぞれ必ず得意なことがあります。あらゆる経験をすることで保護者や子ども自身が『天才』を発見し大事にできるような場所づくりをしています」と園長の出口朋子さんは語る。

 11月11日(土)10~11時には、年中さんから小学1年生まで参加できる読み聞かせ会も開催。親子で絵本や紙芝居・手あそびを楽しみながら、学童の雰囲気を体感できる。

図書館のような環境であるため、普段から子ども同士でも読み聞かせをしているそう

<取材協力>なるには學問堂/大阪市北区太融寺町5ー15 梅田イーストビル8F/電話050(1580)7691/https://naruniwa.org