【大阪府立高紹介④】旭高校・梅田智己校長 英語の苦手意識を自信に変える 

 国際交流に力を入れる大阪府立旭高校は、少人数授業や海外の姉妹校との交流など、英語に親しみながら学べる環境を整えている。穏やかな校風のもとで、勉強も行事も楽しみ、生徒の自主性を育み続けている。自身も同校の卒業生という梅田智己校長に、学校の特色や母校への思いを聞いた。(礒見愛香)

自身も旭高校の卒業生であり、当時から「穏やかでやさしい校風」と話す梅田校長

勉強も学校行事も〝やり切る〟

 ─国際交流の〝老舗〟としての特徴は

 1992年に国際文化科の前身となる「国際教養科」を設置し、国際交流としては35年の実績がある。現在、オーストラリア南部にあるアデレード・ハイスクール、ドイツハンブルグ市にあるヘレネランゲ・ギムナジウム、タイの首都バンコクにあるサトリ・シ・スリヨータイ・スクールの3校と姉妹校提携を結んでいる。特にアデレード・ハイスクールとは20年の仲だ。
 国際文化科では2年になると第二外国語を学ぶ。ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、中国語、韓国・朝鮮語の6つから選択し、専門の講師から学べる。他の国際系学科と比べて選択肢が多いと聞く。
 希望者を対象に海外語学研修を行っており、最近は夏休みにオーストラリアや英国などを訪れている。姉妹校などから留学生を迎えることもよくある。
 また、国内外で活躍する講師を招き、講演を聞いたり、共に活動したりして、国際的な視野を養うことも大事にしている。

 ─旭高校といえば「国際」のイメージがあるが

 「旭は英語が苦手だと行けない」と思われがちだが、英語が得意でない子にも進学をお勧めしたい。文系・理系に関わらず英語は必須教科。国際文化科がある旭は英語の教員数が充実しており、授業も少人数制。ネイティブの英語に自然にふれる機会も多く、他校の普通科に比べ、苦手意識をなくしやすい環境だ。
 旭は入学後に学力がさらに伸びる子が多く、国公立大や有名私立大の進学も比較的多い。英語力がしっかり身につく環境が要因の一つではないかと考えている。

 ─どんな校風か

 穏やかで優しい校風で、生徒らは「やる時はやる」というメリハリがある。勉強にしっかり取り組むだけでなく、行事も部活動も楽しんでいて、学校生活のどこかに自分らしくいられる居場所がある。文化祭や体育祭に加え、かるた大会や合唱コンクールなど全校生徒で参加する行事が充実している。
 教員が生徒の自由をできるだけ尊重するという文化があり、生徒の自主性が育っていると感じる。
 実は私も旭の卒業生。当時も穏やかで同調圧力のようなものがなく、のびのびと自分らしくいられる学校だと入学時に感じたことを覚えている。
 当時から続く〝伝統〟に、行事終わりに生徒が参加する「フォークダンス」がある。今でも体育祭終わりに行われているのを見てうれしかった。フォークダンスをみんなで踊れるところに生徒同士の仲の良さが表れているのではないだろうか。

─今年から校長に着任されたが、意気込みは

 校歌の歌詞に「光かがやく ああ旭」とあるが、まずは生徒らが生き生きと過ごすことが重要だ。旭には高校生ならではの「青春」を過ごせる環境があると自負している。「自分の子を通わせたい」とみなさんに思ってもらえるような母校にするため、さらに尽力したい。

■大阪府立旭高校 大阪市旭区高殿5─6─41/電話06(6951)3133

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