体験型オープンスクールを相次ぎ開催
自然豊かなキャンパスで、子どもたちが自ら考え、伸び伸びと学ぶ――。創立100周年を迎える四條畷学園小学校では、園児と在校生が交流しながら学べる機会を設けるとともに、学校の特色を実際に体験してもらうオープンスクールにも力を入れている。
一般も参加可能、学校の日常を体験

同校では、体験型のオープンスクールをほぼ毎月開催している。12月20日には、年少・年中児を対象に「ガリレオ&つくってあそぼう」を開催。科学の体験授業やものづくりを楽しむほか、入試問題にも挑戦できる。個別相談会も行う。
2027年1月30日は「つくってあそぼう&雅チャレンジ」。ことば遊びや入試問題への挑戦に加え、6年生が教える秋まつりのワークショップを体験する。2月20日には「入試対策個別相談会&たのしくあそぼう」、3月6日には「ピタゴラス&ロボットチャレンジ」を予定。プログラミングや算数の体験授業、入試問題への挑戦などを用意する。
また、学校の年間行事にも外部の園児が参加できるプログラムを設けている。11月1日の秋の体育祭では児童と一緒に大玉を運ぶ体験ができる。11月14日の秋まつりでは、5、6年生が企画するワークショップを無料で体験できるチケットを用意。割り箸鉄砲など、学年ごとの企画を楽しめる。
100年受け継ぐ「体験から学ぶ」教育
創立100周年のテーマは「人をつくる」。田中佐知子校長は「いろいろなお子さまに、どんな学校なのかを知ってもらいたい」と話す。自然あふれるキャンパスや独自の教育に加え、「6年間の子どもたちの様子を実際に参加して知ってもらえれば」と呼び掛ける。
100周年を機に、卒業生の歩みも振り返っている。卒業生からは「先生と生徒の距離が近く、常に温かかった」「自信を失ったり、不安や悩みがあったりしても、自己肯定感を持てた」といった声が寄せられている。こうした声を受け、教員側も「私たちにとってのエールになった。勇気づけられた」と振り返るとともに、「逆に、見失ってはいけないものが分かる」と受け止めている。
同校が大切にしてきたのは、6年間を通して自由に伸び伸びと、自分で考えてやってみる姿勢だ。「あれをするな、これをするな」と細かく制限するのではなく、子どもの挑戦を大きく受け止める。例えば小学校の遠足では、行き先だけでなく、途中で弁当を食べる場所も児童らが決めた。下見では十分広いと思っていた場所も、30数人が集まると狭く、全員が立ったまま食べることになった。それでも卒業生は、今でもその出来事を鮮明に覚えているという。
こうした「体験から学ぶ」教育は、日常の授業や学校行事だけにとどまらない。10月8日には、同校の国際交流プログラム「ハートグローバル」を開催した。米国を中心とした約30人の若者が来校し、児童と一緒に歌や踊りのショーを作り上げた。異なる文化や価値観に触れながら、一つの舞台を完成させる体験を通じ、多文化への理解を深める機会となった。

「失敗を恐れず、失敗から学ぶことも経験」。100年にわたり受け継いできた教育の姿を、オープンスクールや学校行事、国際交流など、さまざまな体験を通じて次の世代へ伝えている。
■四條畷学園小学校/大東市学園町6-45/電話072(876)8585
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