大阪府警は10月7日、大阪・関西万博の会場建設工事を巡り、下請け業者に工事費を水増し請求させて自社に損害を与えたとして、大手ゼネコン「竹中工務店」の元総括作業所長の男(61)=背任罪で起訴、懲戒解雇=を背任容疑で再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年6月、会場のシンボル「大屋根リング」の転落防止柵などの設置工事を巡り、下請けの建設会社社長と共謀。工事代金を水増しした請求書のデータを送らせ、同7月に水増し分約1093万円を含む代金を振り込ませ、同社に損害を与えた疑い。府警は認否を明らかにしていない。
男は万博関連工事で、現場の最高責任者を務めていた。会場の仮設事務所の内装工事を巡る別の背任容疑で、8月に逮捕され、9月に起訴されている。府警は、立場を悪用して不正を主導したとみて調べている。水増し分は、自宅などのリフォーム費用に充てられたとみられる。
万博工事水増し、元所長を再逮捕 自社へ1000万円損害の疑い
