京都市京セラ美術館新館・東山キューブで、10月3日からスタジオジブリ企画制作「禅とジブリ」京都展が始まった。会期は12月6日まで。

開幕に先立ち10月2日にメディア内覧会が開催され、石田ゆり子応援団長と鈴木敏夫プロデューサーを招いた開会式があり、関西だけでなく国内外のメディアが集合し、ジブリ作品の注目度の高さが浮き彫りとなった。

スタジオジブリ企画制作の展覧会「禅とジブリ」は、ジブリ作品を通して〝禅的なまなざし〟に触れるこれまでにない体感型の展覧会だ。
同展示会にも参加している円覚寺の横田管長は「禅とはあっちの世界とこっちの世界の間のようなところ」だと説明している。そして同展示会においてスタジオジブリ側の責任者の橋田真氏は「ジブリの映画にも〝あっちの世界とこっちの世界〟を行ったり来たりするものが多い」と話す。例えば「トトロ」「ポニョ」「千尋」「ハウル」、そして「君たちはどう生きるか」などと、「禅」と「ジブリ」の接点について紹介した。
また、禅は一人で何かをするということではなく、皆と一緒に共に生きるということで、その考えは鈴木敏夫監督の生き方や考え方、仕事の仕方、あるいは宮崎駿プロデューサーの作品に込めた思いや考え方と、多くの共通点があるということも、同展示会を企画した要因だという。
展示エリアは宮﨑駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」の世界観を中心に構成。映画の中では、明確な答えを示さない世界観が観客の心に静かな余韻を残した映画だが、同展示会では、その答えを言葉で表現している。
来場者は入り口で羽を広げたアオサギに迎えられ、そこから導かれるように異世界、そしてスタジオジブリの創作の空間に足を踏み入れる。




会場内には、ジブリ作品の名場面を思い出す立体物のほか、宮﨑監督と鈴木プロデューサーの日常を垣間見られる展示や、鈴木プロデューサー直筆の禅画や書なども展示。


ジブリ作品全体に通底する禅的な〝ものの見方〟を感じ取ることができる。会場内後半には禅にまつわる展示物があり、禅そのものにも触れられる展覧会になっている。




開館時間は午前10時から午後6時。入場は閉館の30分前まで。料金は一般・大学生1,900円、中高校生1,500円、小学生1,100円。詳細は公式サイト(https://zen-ghibli.jp/kyoto/)に掲載。
