寝屋川市は9月1日、頼れる親族がいない高齢者を対象とした「家族のような安心サポート事業」を開始した。対象は65歳以上で、身寄りがない、または親族と疎遠になり頼ることができない人。判断能力があり、生活保護を受給していないことも条件となる。窓口は市福祉部高齢介護室。
事業は大きく2つ。1つ目は、無料の終活情報登録。もしもの時の連絡先や遺言書、お墓の所在地などを事前に登録でき、市が登録情報を管理することで、死亡時の手続きを支援する。2つ目は、入院時などの身元保証、葬儀などの死後事務、通院同行といった日常生活支援を行う市登録事業者の紹介と契約支援。高齢者が住み慣れた地域で最期まで自分らしく安心して暮らせるよう支援する。
一方、週刊大阪日日新聞が7月、読者を対象に実施した「実家の家じまい」に関するアンケートでは、相談先として「行政に相談したい」との回答が40%以上に上り、不動産業者や生活支援サービスを提供する民間事業者への直接相談を上回った。
寝屋川市はこのほか、働きたいシニア向けの専門人材バンク「グランマイスター倶楽部」も始めた。資格がない状態から人材育成を行い、市内の保育施設や介護事業者とのマッチングまで行う。同市は子育て支援策に加え、シニアが健やかに暮らせるまちづくりにも取り組んでいる。(濱田康二郎)

問い合わせは、市福祉部・高齢介護室、電話(072-812-2560)へ。
