服部浩子「ファンに歌っていただきたい」 新曲「日本海ひとりきり」に込めた思い

 演歌歌手、服部浩子が1年半ぶりに新曲「日本海ひとりきり」を出した。あえて高低の音域広げずカラオケ好きのファンに歌いやすく配慮した。「別れ・涙・冬の北の海」と本格演歌のド定番。一方でカップリング曲「別れのダンス」は洋装でステップを踏みながら歌い踊るリズミカルな曲。服部は「どちらも徳久広司先生の作曲。すごいね、天才だ!」と笑う。いやいや、この2曲を歌いこなす貴女も並みの歌手じゃありません。

真夏でもシックな黒のスタイルの服部


 1昨年に歌手生活35周年を迎え、秋にテンポのいい「極楽とんぼ」と「情熱のマンボ」をセットでCD化した。約10年間、毎年秋に新曲を出してきたが今回は半年遅らせて初夏発売に変更。「35周年終わって、担当ディレクターに〝次は本格演歌に戻そうね〟って話していて、都はるみさんの王道演歌を意識して歌ってみました。何よりファンの方に歌って頂きたいのであえてターゲットを絞りました」と説明。「この曲、実は中盤でせわしない個所があって歌詞が正確に歌いにくい。でも聞いて下さる方は気付かないはず」とプロらしい隠し味をチラリ。

演歌を歌う際の着物姿の服部
リズミカルな曲を歌う際の服部の衣装


 「別れのダンス」は少し前に作詞家・朝比奈京仔から預かっていた詞に、徳久がテンポのいい曲を付けた。「私がどっちも好きなのを徳久先生はよくご存じで。歌っていてとっても楽しいです」と二刀流を楽しんでいる。服部自身は余り口にしないが、シャンソンも歌えて洋楽のセンスも抜群。カラオケのイベントでは和服でしっとり歌って、自身のイベントでは洋装でリズミカルな曲もこなすなど多面性を秘めている。「今のテイチクさんにお世話になって11年目。CDが売れない時代、と言われますから私はまずカラオケで歌って頂く事を念頭にCDを買って頂けるように歌います」と常に所属レコード会社に感謝を忘れない昭和の女なのだ。
(畑山 博史)

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