熊本県で最大震度7を観測した地震を受け、政府の要請を受けたダイキン工業(大阪市)は、避難所での熱中症対策として業務用スポットクーラーの提供準備を進めている。猛暑が続く中、避難生活を送る被災者の健康確保を目的とした支援で、同社製空調機器の無償点検も実施する予定だ。
提供するのは床置きタイプの業務用スポットクーラーで、1~3人向けの機種や首振り機能付きなど複数の機種を用意する。人がいる場所へ直接冷風を送る仕組みで、体育館など部屋全体を冷やす空調設備がない避難所でも活用しやすいという。
提供台数は現在調整中で、社内で確保できた製品から順次発送する方針。詳細については引き続き政府などと調整を進めている。
同社は「政府からの要請を受け、避難所などで活用いただけるよう準備を進めている。被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます」とコメントしている。
また、日立製作所も政府からの要請を受け、避難所向けスポットクーラーの提供準備を進めている。
熊本県内では避難所となる学校体育館の空調設置率が全国平均を大きく下回るとされる。気象庁は今後も最高気温35~38度の猛暑が続くと予想しており、避難所での熱中症対策は喫緊の課題となっている。

