目標設定するときに大切な2つのこと

【自分の心と向き合うレッスン】

人間関係コラムニスト/黄本恵子

 まもなく新年度が始まりますね。「気持ちを新たに何か目標を立てたい」という人も多いのではないでしょうか。目標があると、活力が沸き、毎日の過ごし方が変わります。今日は、目標設定するときに知っておきたい大切な2つのポイントについてお伝えします。

①自分が行動することで達成できるものにする

 目標を立てるとき、自分自身の人生に関することではなく、他者の人生に関する目標を作ってしまう人は少なくありません。
 特に多いのが、「子どもの成績を上げる」「息子を結婚させる」など、家族に関することです。経営者や管理職の人だと、「チームのメンバーの売上をアップする」など、社員や部下に関することを目標にしてしまうケースもあります。
 他者の人生に関する目標を立ててしまうと、思い通りにならずにイライラしてしまうことが多くなります。また、相手との関係性に悪影響を及ぼすことも少なくありません。
 目標は、自分が行動することで達成できるものであることが大切です。

「〇円貯めて海外留学する」
「〇〇の資格を取る」
「毎日15分の運動を半年間続ける」など、

自分への自信や充実感につながるような目標を考えてみてください。
 他者に関する目標を立てる場合は、「子どもの成績が上がるように、毎日一緒に勉強をする時間を取る」など、自分の行動に焦点を当てた形にしましょう。

②肯定的な言葉で表現する

 目標の表現方法にも注意が必要です。

「遅刻しない」「これ以上太らない」

このような「〇〇しない」という表現はおすすめできません。
脳は、「〇〇しない」という否定や打ち消しの言葉を処理する前に、その前に提示された言葉の方に強く反応する傾向があります。
 たとえば、「嫌いな人のことは絶対に思い浮かべないでください」と言われたら、どうでしょう。きっと、嫌いなその人のことがもう頭に浮かんでいますよね。
 同じように、「遅刻しない」という目標を立てると、まず「遅刻して焦っている自分」のイメージが思い浮かびます。 私たちの行動はイメージしたものの影響を受けやすいため、遅刻して焦っている自分を思い浮かべることは、結果として「遅刻する自分」を作ることにつながるというわけです。そのため、目標は、次のように、肯定的な言葉で表現することが大切になります。

「毎朝6時に起床して余裕を持って出発する」「夏までに〇㎏減らして腹筋を作る」

 具体的であればあるほどイメージしやすくなるので、数字や具体的な行動とともに紙に書くのがおすすめです。
 自立的で、肯定的な言葉で表現された具体的な目標は、きっとあなたの人生をより豊かで楽しいものにしてくれます。「どんな自分でありたいか」を思い浮かべ、書き出してみてください。

黄本恵子(きもと けいこ)
大阪市出身。1980年生まれ。関西大学社会学部卒業。心理学について学びを深め、人間関係に悩む人々のカウンセリング業務に従事。その経験を活かし、家族間や男女間のコミュニケーションについての記事を大手WEBマガジンにて執筆。ビジネス書の編集・執筆協力にも多数携わる。米国NLP協会認定 NLPマスタープラクティショナー。
〈メディア出演〉ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』に出演。「高齢者の親に免許返納を促す伝え方」についての記事が反響を呼び、取材を受ける。朝の情報番組『ビビット』に出演。「2歳児ができること」について紹介した記事が取り上げられる。
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