関西では昭和の人気お笑いコンビ「Wヤング」平川幸男(2019年、78歳で死去)の長男、と言った方が通りのよい演歌歌手、秋岡秀治の新曲は昨年の「西郷隆盛」に続き幕末の英雄シリーズ第2弾として「坂本龍馬」。作詞作曲は「西郷隆盛」と同じ、鹿児島のシンガー・ソングライター川井田健一。秋岡は「今の日本が置かれた立場は、明治維新と同じ大変革期。西郷隆盛同様、坂本龍馬の歌詞は読むと難しいが歌うとストンと胸に響く。ボクに合っている」と意気込んでいる。

川井田と出会う前の秋岡は、ほれた女を一途に思う男心の演歌が多く歴史物は実質初めてだっただけに新鮮さに感動。「西郷隆盛」を歌うたびに、ファンからは「次は誰?」と聞かれ、川井田が「坂本龍馬」を書き上げた。「同じ作者なので曲調は似ていますが、西郷さんは重厚に、龍馬はほとばしるような活発イメージで歌い分けています。イメージを考えるのに幕末史もいろいろ読んだので2作だけではもったいないかな?」と意欲を見せる。

秋岡のトレードマークは全長6㍍の巨大キャンピングカー。4年半前のコロナ禍初期に購入、自らハンドルを握り住まいがある東京を起点に全国を移動。「車内にベッドやシャワー、トイレがあり寝泊まりには十分。携帯などネット環境も整備しパソコン、テレビに冷蔵庫も完備。仕事先では衣装着替えもできますから」と今では頼りになる相棒だ。パソコンも得意でアニメ動画のユーチューブも自主制作。「生成AIを使ってみたら、ボクでも簡単にできました」とケロリ。

6月をメドに35周年記念の2枚組CD全曲集を出す。「30周年の時に全曲集CD2枚組アルバムを出したんですが、コロナでほとんど販促できませんでした。35周年ではこれまでのシングルCDのA面を集めて聞いて頂きたい。今年で還暦60歳になるんです。年数を経て歌い方も進化している曲は多いのですが、あえて当時の音源の声でボクの35年の足跡を感じて頂ければ」と制作意図を語った。

(畑山 博史)
