多様な古紙を回収しトイレペーパーやティッシュぺーパーへ再生する「コアレックス信栄」グループ(本社、静岡県富士市)の貸し切り興行が大阪・なんばグランド花月で行われ、この夜限りのスペシャルなよしもと新喜劇にはすっちー、酒井藍をはじめ内場勝則、川畑泰史の新旧4座長が勢ぞろい。「新喜劇今年の顔」に指名された西川忠志や女性ファンが多い千葉公平ら人気者も出演。女優陣もベテランの未知やすえがブチ切れ芸から「怖かった!!」と落とす得意ギャグを繰り出せば、島田珠代も負けじとパンティーテックスと壁ドンで大暴れ。ミニスカポリスで一世風靡(ふうび)した森田まりこと小寺真理の仲良しコンビも得意のお色気技で場内を笑いの渦に巻き込んだ。

事前の漫才も東京からの「タカアンドトシ」やTHE SECOND3代目王者「ツートライブ」ら一線級がずらり。
9月は1日の関東大震災発生と台風が多い二百十日(にひゃくとうか)があることから『防災月間』に指定されており、消防団員加入促進PRを担当している元消防士のピン芸人・青木マッチョと「コアレックス信栄」佐野仁・取締役副社長の2人が新喜劇に飛び入り参加。青木は「体の割に声が小さい!」とダメ出しされたが、佐野副社長は「長ぜりふもウケてたし、いいとこ全部持ってった」と新旧座長から合格点。当の佐野副社長は「アガってしまって何も覚えていない。客席からの声援も全く聞こえませんでした」と頭をかいていた。

(畑山 博史)