大阪女学院で「OJマルシェ」 生徒と地域つなぐ交流の場に 25日開催

大阪女学院の正門

  大阪女学院中学校・高等学校(大阪市中央区)は10月25日、地域イベント「OJ Marché(オージェイマルシェ)2025」を開催する。チャペル前の芝生広場を中心とした会場に、学校周辺の和洋菓子店や総菜店、カフェなどが並び、生徒や卒業生による企画が盛りだくさんの地域交流イベントとなる。開催時間は午後1時から3時まで。入場には事前申し込みが必要。

大阪女学院の芝生広場で開かれた「OJマルシェ」。生徒たちが地域の店舗と協力し、販売や接客を体験した
ベーグルやアサイーボウルが楽しめる「パラベーグル」

 地域の人気店が集うマルシェでは、「エフォート」(焼き菓子・キッシュ)、「デリカスズラン」(クラムチャウダー・洋風総菜)、「本まつばや」(和菓子)、「パラベーグル」(ベーグル・アサイーボウル)、「韓国料理TonTon」(キンパ)など多彩な味が楽しめる。「ベジイノベーション」は新鮮な野菜や果物を販売し、「N2 Nature Note」は店主厳選のナチュラルワインを提供する。このほか、学院食堂「グロスオーフェン」ではおにぎりと唐揚げセットも販売される。

 生徒や卒業生もイベントを盛り上げる。生徒が中心となる「チャンスフラワープロジェクト」は、市場に出回らない花を買い取り、ラッピングし直して切り花として再生販売。数年前に立ち上がったこのプロジェクトは先輩から後輩へと代々受け継がれている。ドライフラワークラフトや縁日、卒業生による駄菓子屋も登場する。また、男性保護者の会「WMC パパカフェ」ではコーヒーや紅茶、ジュースを振る舞う。

生徒らが中心になって販売した「チャンスフラワープロジェクト」

 会場では同校オリジナルグッズやキャラクター文具なども販売。学校紹介のパンフレットコーナーも設けられる。

 同校では探究学習の一環として、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした学びを展開している。その中で、生徒たちは地域への貢献活動として主体的に「チャンスフラワー」や縁日などのプログラムを企画し、イベントに取り入れている。各出店店舗には在校生2人がインターンとして配置され、販売や接客を手伝うなど、実践的な学びの場にもなっている。昨年は「生徒が主体的に気持ちの良い働きをしてくれた」との声も多く寄せられ、教育理念である〝愛と奉仕〟の意味を考えるよい機会となった。

 担当者は「地域に開かれた学校を目指し、生徒が地域の方々と交流しながら成長してほしい」と話している。

※男性のみでの入校は不可。

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