Z世代も魅了、〝レトロ音楽〟の世界を 阪神梅田で中古・廃盤レコード市 17日から開催

 毎年、幅広い世代でにぎわう「冬の阪神 中古&廃盤レコード・CDフェス」が12月17~22日の間(午前10時~午後8時、最終日は午後5時まで)、阪神梅田本店(北区梅田)の8階催事場で開かれる。入場無料。

 スマートフォンで何でもできる時代に育ったZ世代の間では、昭和・平成期の文化を楽しむ〝レトロブーム〟が広がる。デジタル社会への反動から、あえて不完全さのあるアナログ機器に喜びや温かみ、いわゆるエモさを感じる傾向があるという。こうした動きを背景に、レコード盤を手入れし、ターンテーブルに載せて楽しむ〝レコード音楽〟にも再び注目が集まっている。

 本イベントには全国のレコード店約20店が参加。昭和歌謡や演歌のほか、ロック、ジャズ、クラシックなど、10万枚を超えるレコードとCDが並ぶ。各店が選んだプレイリストは、会場のQRコードを読み込むとYouTube Musicで再生できる仕組みで、レトロな音楽を現代的に楽しめるのも特徴だ。

 主催者は「懐かしくて新しい音楽の世界を、レコードならではの音質で体感してほしい」と話している。

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