寛平GM「秘蔵っ子」改組を発表 新メンバーは金の卵から選抜か

 吉本新喜劇の間寛平GM(75)月例会見で、今春結成3年目を迎えた20代座員12人で構成されるGM推しのダンスボーカルグループ「秘蔵っ子」が6回目の単独ライブ「まるごと秘蔵っ子~バトンは笑顔とともに」(大阪なんば・YESTHEATER)で改組を発表することを明らかにした。

「金の卵お披露目公演」を説明する脚本担当の小西武蔵

 秘蔵っ子はバレリーナ芸人、松浦景子(31、今春「東京吉本」転籍に伴い離脱)をリーダーに2023年3月に寛平GMの発案で結成。コロナ禍拡大で冬眠中のアイドルユニット「吉本坂46」を意識し、歌って踊れるグループを目指し、ダンスはクラシックバレエ経験がある松浦と小林ゆう(26)と重谷ほたる(30)が指導し、キレのある動きがこなせるまで成長。テーマソングもGM長男の間慎太郎(44)が作詞・作曲した「オレたち秘蔵っ子」を歌いながら登場、イケメンの野崎塁(29)らがジワジワと人気を得ていた。

 この日は小林と入澤弘喜(30)が登場。入澤が「私たちは卒業します」と宣言。小林は「私と咲方響(26)の2人は残ります」と説明した。新メンバーはライブ当日に発表予定。

秘蔵っ子現メンバー最後となる単独ライブを発表する入澤(左)と小林

 小林と咲方は新喜劇座員最年少だが、昨年末から公募していた「金の卵12個目」として20代中心の新人オーディション合格者17人が入所しており8月には中堅座員の小西武蔵(44)が初の脚本を担当してのお披露目公演を実施。新たな秘蔵っ子メンバーはこの中から選ばれる公算が大きい。

 寛平GMは「8月後半からは祇園花月が閉館になり、新喜劇にはお披露目が終わった若手が加わり人数が一気に増える。その分、競争は厳しくなる訳で秘蔵っ子新メンバーにどんな顔ぶれが選ばれるか楽しみ」と期待。

盲目のハンデを乗り越え殺陣を演じた濱田(左)をねぎらう寛平GM

 この日は5月30日に新喜劇特別公演に盲目剣士役で出演した全盲のピン芸人、濱田祐太郎(35)が出席。寛平GMから「最初は1回転して同じ方向を向く事から稽古を始めた。本当によく頑張った」とねぎらうと、濱田からは「来年はぜひ現代劇でもう1回出させて下さい」とおねだり。GMは「おう、えぇよ」と快諾。

「これ、すっぴんです」と作品を示す酒井

 会見の司会を務めていた酒井藍座長(38)は写真展「個展、ドキッ♡」を8月6日から5日間、なんばグランド花月裏のアートギャラリー「Laugh & Peace Art Gallery」での開催をPR。「この写真はほぼすっぴん。期間中はできるだけ会場にいます」とアピールした。

(畑山博史)