高校生が「秋の味覚弁当」企画、今秋発売へ 太成学院大学高校とカネ美食品がコラボ 

 「太成学院大学高等学校」(大東市)の普通科製菓パティスリーコースに通う2、3年生らが、惣菜などの製造・販売を手掛ける「カネ美食品(本社・愛知県名古屋市)」とタッグを組み、弁当の共同開発に挑戦している。

 同校の生徒たちは、これまでにも相愛大学の学食メニューの開発や、阪神百貨店での焼き菓子販売、大東市のふるさと納税返礼品の製作などと、さまざまな「食のプロジェクト」に参加経験がある。今回の取り組みは、企業との商品開発を通して、ノウハウを学び、将来の進路選択の幅を広げてもらいたいという狙いでスタートした。

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弁当作りのテーマは「秋の味覚」

 今回の課題は、「秋の味覚」をテーマにした弁当作りだ。生徒らは全3回の授業を通じて、プロのアドバイスを参考に商品を企画した後、プレゼンテーションで最も優れた作品を選び、販売へと進む。カネ美食品の担当者からは「お弁当の彩りは、信号機とパトカーの色をした食材を使うとキレイに見えますよ」とアドバイスがあった。

 6月3日は、生徒らが開発した弁当のプレゼンテーションを行い、コンペを行った。商品はテーマに沿っているか? 彩りは? のほか、プレゼン力やアイデア力なども加味して投票が行われた。発表後は、同社担当者から「商品名と中身が一致していることや、食べたい人の気持ちになって開発されている」との称賛の声が上がっていた。

最優秀作品は秋に発売予定

 6月23日には上位3作品の試食会が行われ、いよいよ最優秀作品が決定される。選ばれた弁当は、今秋の販売を予定している。

■太成学院大学高等学校 普通科製菓パティスリーコース/大阪府大東市諸福7―2―23/電話072(871)1921