「One Green in EXPO 2025」万博会場で開催 リバー産業・河社長「緑は国の発展に不可欠」とスピーチ

緑豊かな自然環境の保全と、その活用を通じて地域経済の活性化につなげる取り組みなどを提言している、日本みどりのプロジェクト推進協議会主催のシンポジウム「One Green in EXPO 2025」が5月7日、大阪・関西万博会場のフェスティバル・ステーションで開かれ、関西企業を代表する形で、協賛会員企業のリバー産業・河啓一社長がスピーチ。「緑を愛する国は豊かになる」と強調した。
同協議会の阿部守一会長(長野県知事)の開会あいさつに続いて、第1部は青山豊久林野庁長官らが、「森林を活用した持続可能な地方の未来づくり」などをテーマに意見交換した。河社長は第2部の冒頭に登壇。分譲マンションで30年以上前から緑視率を重視した建設を行っている経験などを念頭に、「緑豊かな自然を愛する国民性から生まれたイギリスのイングリッシュガーデンはヨーロッパ全土に広がり、国の発展に大きく貢献。産業革命を起こし、世界の富を集めた。現在、開催中の万博でも緑を生かした世界最大の木造建築物が誕生したことは、うれしく思う」と述べた。
このあと、自然を活用した観光振興について、環境省の植田明浩自然環境局長、平井伸治鳥取県知事らが具体策を交えながら、将来ビジョンを語り合った。