万博の「空飛ぶ車」 デザイン発表 ベイエリアのレジャー施設 5分で繋ぐ

 「空飛ぶクルマ」を開発するスカイドライブ(愛知県)がこのほど、新型機「SD─05」のデザインを発表。2025年の大阪・関西万博でベイエリアのエアタクシーとしての活用を計画している。

 機体は鳥や動物のストリームラインを研究し設計した空力形状で、水平と垂直の尾翼で飛行をより安定化。機体上部には、12基のモーターとプロペラを配置している。

 「電動」「垂直離着陸」の特徴を備えたコンパクトな航空機で、乗客とパイロットの2人乗り。操縦はパイロットが行うが、飛行はコンピューター制御のアシストで安定させる。

 最大航続距離は約10キロmで、最高巡航速度は100キロで移動できるように設計。現在、ベイエリアのレジャー施設同士は直線距離にして約1キロmほどだが、海を隔てるため公共交通機関では40分かかることも。SD─05の運行なら約5分で到着する。