国内初、合成燃料を使用した「万博シャトルバス」が走行 3月27日にお披露目式

 ENEOS、西日本JRバス、日野自動車は、大阪・関西万博開催期間中となる4月13日~10月13日の間、水素と二酸化炭素から一貫製造した国内初の合成燃料を使用する「万博シャトルバス」を大阪駅から大阪・関西万博会場間において1日10便の運行を予定する。

 ENEOSは、同社の中央技術研究所内に完成した実証プラントで製造した合成燃料を同バスに提供。原料に再生可能エネルギー由来の水素と二酸化炭素を使用するため、原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体において、二酸化炭素排出量を抑えることのできるカーボンニュートラル燃料だ。西日本JRバスは大阪駅(うめきたグリーンプレイスバス駐車場)から大阪・関西万博会場まで直通の同バスを運行。日野自動車は、合成燃料と車両やエンジンの適合性を確認するなど、運行のサポートを行う。

 運行に先立ち、同バスのお披露目式を3月27日午前11時より万博シャトルバス乗り場となる「うめきたグリーンプレイスバス駐車場」で開催。同バスには独自のラッピングを施し、乗客や走行中に出会う人々に未来の燃料の魅力を発信していく。

 ENEOS、西日本JRバス、日野自動車の3社は、同バスを運行することで、大阪・関西万博来場者に合成燃料が普及する未来をPRし、大阪・関西万博が掲げる「EXPO2025グリーンビジョン」の達成に貢献する。