【もりかど・夢・みらいびと】株式会社NIKA 代表 中谷悌樹さん

 本紙編集長であり、〝もりぐち夢・みらい大使〟のU.K.こと楠雄二朗が、守口・門真で活躍する「人」に焦点を当て、その情熱と未来へのビジョンを語る本コーナー。今回のゲストは、3人制バスケットボール「3×3(スリーエックススリー)」のプロチーム「NIKA(ニカ)」の創設者であり代表の中谷悌樹(ともき)さん。その活動と夢には、「守口・門真から世界へ」という熱い思いが込められている。

株式会社NIKA 代表 中谷悌樹さん
株式会社NIKA 代表 中谷悌樹さん
守口支局編集長 U.K.(楠雄二朗)
守口支局編集長 U.K.(楠雄二朗)

スローガンは「守口・門真から世界へ」
街と共に進化を目指す「3×3」チームの挑戦

―「3×3」とは。

 3人制のバスケットボール。5人制ゲームよりコートが小さいため、ゲーム展開が早く、その迫力とスピード感が魅力だ。2020年のオリンピック東京大会や、今年のパリ大会でも正式種目として採用され、海外でも注目のスポーツとなっている。

―ニカは大阪唯一の「3×3」プロチームだとか。チーム創設のきっかけは?

 その通り。全国に44チームあるが、大阪のプロチームはニカだけだ。
 僕は大阪国際大学のスポーツ行動学科を卒業したが、そこでスポーツチームの経営マネジメントを学んだことが大きなきっかけとなった。元々守口、門真には、地元を象徴するプロスポーツチームがないことが気になっていた。地域の魅力を向上しながら、貢献するために自分ができることは何か考え、卒業後すぐにニカを創設した。

「スポーツを通じてもりかどの未来を作る」。熱い思いを語る中谷さん
「スポーツを通じてもりかどの未来を作る」。熱い思いを語る中谷さん

―スポーツビジネスの難しさと魅力は。

 スポーツビジネスでは、選手という「人」が商品になる。試合の結果が収益に直接影響する点が、他のビジネスとは異なるところだ。
 しかし、人が主役だからこそ、地域と一体となった運営が実現できるのが魅力だ。活動2年目の今年は、地域の皆さんの支えもあって、チームも軌道に乗り始めている。来年度には国内最大のプロリーグへの参入も決定した。

―試合以外の活動は?

 「3×3」には、コートが移動可能でどこでもプレイできるという強みがある。この特長を活かし、主催イベント「ニカカップ」を開催し、地域の子どもたちの発表会の舞台として活用してもらっている。また、選手自ら大枝公園で教えるなど、定期的に地域交流に力を入れている。
 バスケに興味がある人との交流はもちろん、地域で活動するダンスや軽音部などのパフォーマンスも積極的に取り入れ、気軽にスポーツを楽しめる工夫をしている。

地元の子どもたちへのスポーツ教育や高齢者向けのニュースポーツ普及など、幅広い世代と交流する活動を行っている

―今後の目標は。

 チームとしての目標は地域から応援されるチームになることだ。
 また、個人的な目標として、子どもたちが夢を抱ける環境を作りたいと考えている。地元の子どもたちが成長したときに、「あのチームに憧れて頑張った」と思える存在でありたい。

―「ニカ」の挑戦はまだ始まったばかりだ。もりかどの未来を切り開く新たな一
歩に、ぜひ注目してほしい。最後に読者へのメッセージを。

 「ニカ」は、守口と門真を拠点とするプロチームです。スポーツを通じて地域を盛り上げる活動を続けていきますので、応援よろしくお願いします!守口・門真のシンボルとなれるよう、全力で挑戦していきます。

シュートの指導を受けるU.K.編集長
シュートの指導を受けるU.K.編集長

企業情報

株式会社NIKA

守口市、門真市を拠点に活動するプロ3×3バスケットボールを運営。「守口・門真から世界へ」をスローガンに掲げ、活動している。

株式会社NIKA


守口市松下町12-5
若草第一ビル504号室
電話080(6135)8697