車中心から歩行者中心へ 古川橋で実験実施

 11月9日、京阪電車古川橋駅周辺で歩行者、自転車、自動車、すべてが安全かつ快適に過ごせる街づくりを目指す社会実験「PLAY FURUKAWABASHI」が行われた。今回の実験は、車中心の街づくりがされる駅周辺を、歩行者中心の街に整備する計画の一環。国交省が提案する「居心地がよく、歩きたくなるウォーカブルな街を目指そう」という構想に添ったもの。実験は4エリアで行われ、駅前2カ所のロータリーのうち1カ所を閉鎖し、イベント広場として開放。桑才線エリアには車道に自転車専用レーンを設置するなどの試みを行った。会場ではアンケートや交通量調査を実施、結果を元に2026年を目途に整備していく予定。

 同計画にはスタッフとして地元の子どもたちも積極的に参加。速見小の村上彩葉さん(12)は「門真市がずっと在り続けるために、門真に住んでいる人はもちろん、それ以外の街に住んでいる人もうらやましくなるような輝く街にしたい」と語った。