保護猫×医療福祉イベントが鶴見区ROOPで12月20日開催

 保護猫活動と医療福祉をつなぐ新法人「ネコリパウェルフェア」が、12月20日に大阪市鶴見区の多世代交流拠点ROOPで設立記念イベントを開く。入場は無料で、誰でも参加できる。

ネコリパブリック代表 河瀬麻花さん

 ネコリパウェルフェア設立の背景には、全国で保護猫活動を行う「NECO REPUBLIC(ネコリパブリック)」の存在がある。河瀬麻花さんが2014年に岐阜で創業した保護猫カフェを起点に、現在は全国15拠点で譲渡支援や多頭飼育崩壊対策、災害時レスキューに取り組む。「殺処分ゼロ社会」の実現を掲げ、“楽しみながら猫助け”を広げてきた団体である。

保護猫

 その理念を医療福祉領域へ展開するのがネコリパウェルフェアである。猫を取り巻く課題は「貧困」「孤立」「高齢化」「空き家」など地域課題と密接に関わることが多い。猫を救うだけでなく、人と地域を支える循環型の支援モデルづくりを目指している。

 当日のイベント会場では、体験や学びを楽しめる3エリアと、フードやコーヒーを提供する2エリアで構成され、幅広い世代が楽しめる内容となっている。
 ステージエリアでは、「ねこりぱんショー」のほか、「福祉の目線だからわかる 愛猫と考える終活とは?」というテーマの対談や、「医療福祉×異業種の可能性について」という内容でパネルディスカッションが行われる。
  保護猫譲渡会エリアでは、保護猫との触れ合いのほか、譲渡希望者への個別サポート、親子で楽しめる保護猫クイズが実施される。
 企業ブースエリアでは、医療福祉・生活サービス企業が出展し、来場者が体験できる展示を行う。さらに、コーヒーを提供するドリンクコーナーや屋キッチンカーの出店も行われる。

ROOPを運営する堀江千年さん(familink代表)、当日の対談にも参加する

 イベントは正午から午後5時まで、ネコリパブリックによる保護猫譲渡会は午後1時開始。会場は、福祉・医療・地域交流の新しい形を発信する場である、「多世代交流拠点ROOP」(大阪府大阪市鶴見区横堤2丁目22−13)。

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