文部科学省、新学期からマスクは「基本不要」

 マスク着用ルールは3月13日から「個人の判断」に緩和されたが、文部科学省は17日、小中高校では4月の新学期から、児童生徒や教職員は新型コロナウイルス対策のマスクを基本的に不要とし、「登下校時の混雑した電車やバス」「校外学習での医療機関や高齢者施設の訪問」は着用を推奨すると、大阪府・市教育委員会など全国の教育委員会に通知した。

 マスクなしでの会話は可能としてきた給食についてもあらためて「黙食は必要ない」と強調した。これまでは「感染リスクが高い」として着用を求めてきたグループワークや合唱、調理実習などでも不要とし、常時換気などの感染対策の工夫を求めた。
 一方で基礎疾患があるなど引き続き着用が必要な児童生徒もいることを配慮して、「着脱を無理強いせず、マスクの有無がいじめを誘発することのないよう」に指導を促している。

<新学期からのマスクルール>

・マスク着用、基本的に不要
・「登下校時の混雑した電車やバス」と「校外学習での医療機関や高齢者施設の訪問」は着用推奨
・給食の「黙食は必要ない」
・グループワークや合唱、調理実習など不要。常時換気などの感染対策の工夫

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