9月2日、中之島にほど近い福島区に医師や検査スタッフが全員女性という人間ドック専門クリニック「中之島クリニックレディースプラザ」がオープンする。
女性専用は大阪初
女性専用の人間ドック施設は、これまで需要が少ないことも開設のハードルになっていたが、社会環境の変化を受けたニーズの高まりが本施設の設立の背景だ。
大阪の新たな医療拠点 女性からのニーズに積極対応
人間ドックの受診は、各検査コーナーを周回する方法が一般的で衣服の着脱なども伴うため、男性と同じ施設で受診することに抵抗を感じるなど女性ニーズの解決は指摘されてきたところ。
また、本施設では女性ならではの検査項目へ新機材投入など女性ニーズへの積極的な対応など注目を集めそうだ。
「中之島クリニックレディースプラザ」は、医療法人「知音（ちいん）会」（京都市）が運営。関西電力病院（大阪市福島区）に隣接し、精密検査が必要になった場合は同病院への紹介も受けられる。
本クリニックの敷地と建物は関電不動産開発が所有し、関電グループの中之島周辺地域の再開発事業の一環としての位置づけ。
中之島エリアでは、最先端医療が集積する「Nakanoshima Qross未来医療国際拠点」が6月にグランドオープン。鉄道新線「なにわ筋線」の新駅開業計画なども後押しし、新たな医療拠点として期待されている。
