「どんな花でも、芽が出るまでは土の中」─。アイムプロ代表で着物デザイナーの渋谷幸子さんが6月19日、「中之島LOVE CENTRAL］で開かれた「社交サロン ザ・クラブジャパン関西」の6月例会で講演。〝着物のプロ〟として一目を置かれる存在になった人生を振り返りながら、〝渋谷語録〟で参加者を引き付けた。
渋谷さんは鹿児島県出身で、着物アドバイザーとして腕を磨き、独立。「愛夢花紋」「雪子」など自身のブランドを立ち上げ、和の総合プロデューサーとして、全国各地で講演や着物イベントで活躍している。
この日の講演では、「美しく装う基本は心。おしゃれは着る人の心の形」「着物には〝隠す美学〟がある。帯を隠す羽織は世界に類のない装い」など、着物について触れたあと、人生論を披露。さまざまな壁を乗り越えた足跡を振り返りながら「他人にできないことでも、人の三倍努力すればできる」「アイデアは『愛』なり、着物も『愛』」といった言葉を発しながら、「すてきな女性の生き方をプロデュースする、仕事へと広げていきたい」と締めくくった。