1970年→2025年、未来へと、万博を舞台に阪急電車内でマルシェ、コンサート、演劇を開催

万博を盛り上げる「EXPO TRAIN 阪急号」運行

 大阪・関西万博の開幕1年前を記念し、阪急電鉄は新しい電車の楽しみ方として、体験型演劇・マルシェ・時間旅行が楽しめるイマーシブ列車「EXPO TRAIN 阪急号」を4月13日に運行した。

 舞台の監修は、京都を拠点に活動する劇団・ヨーロッパ企画の左子光晴さん。大阪万博が開催された1970年代の雰囲気から、大阪・関西万博を控える2025年現在、大阪・関西万博で描かれる未来の世界観まで、「過去・現在・未来」をテーマにした体験型演劇が車内で繰り広げられた。

 ほかに、阪急沿線の各エリアを盛り上げる各団体がマルシェ形式で出店し、ワークショップや食物販が行われた。さらに、ブラスバンドの生演奏や万博オリジナル紙芝居など、オリジナルパフォーマンスも披露された。

 イマーシブ列車「EXPO TRAIN 阪急号」は、大阪梅田駅を出発し、宝塚本線、今津線、神戸本線を繋ぎ大きく1周した後に大阪梅田駅に戻るという特別運行ルートを走り、その間イベントの参加者は車内でさまざまなコンテンツを楽しんだ。大阪梅田駅到着後は、1時間半ほど車両の一般公開も実施された。

 同イベントを企画した、阪急電鉄の岩田唯淳さんと阪急阪神不動産の皆川ゆりさんは、 「いま世界中でモビリティの進化が進み、今後鉄道を巡る環境もガラリと変わるかもしれません。鉄道はみんなの日常の中のどんな存在になるのか。私たちはこの万博という機会に『新しい鉄道の楽しみ方』を試してみたいと思い企画しました。今回は、電車内でさまざまなコンテンツを展開することで、有機的に繋がれた沿線の魅力や文化を発信できればと思いました」とコメントした。

<取材協力>阪急電鉄 広報部