授業料の上限規制に〝断固反対〟 私立中学高等学校連合会

 大阪府が進めている高校授業料の完全無償化制度をめぐって、大阪を除く近畿1府4県の私立中学高等学校連合会は10月7日、「それぞれの府県の制度を尊重してほしい」と授業料補助の上限を定める「キャップ制」について「断固反対する」と、大阪府に申し入れを行った。

 大阪府は高校の授業料について、所得に関わらず、生徒1人あたり年間63万円まで国と府が負担し、超えた分は学校側が負担する無償化制度を来年度から段階的に導入する予定。大阪府は制度の枠組みへの参加については学校側に委ねており、年内には学校側の意向を取りまとめる。