明浄学院高で和歌披講会、男子生徒が初の購師(こうじ)担う

伝統的な節回しで和歌を詠み上げる生徒ら

 大阪市阿倍野区の明浄学院高(渡邊雅彦校長)で2月26日、「新年和歌披講会」があり、奉仕諸役を務める生徒代表者らが校内入選者の歌などを伝統的な節回しで詠み上げた。

 和歌披講会は戦前から続く伝統行事で、今年で90回目。京都の冷泉家の指導を受け、古式ゆかしい作法にのっとって毎年2月に開催されている。

 会場となった体育館に生徒が参集し、厳かな雰囲気の中、奉仕諸役の生徒8人が各学年の秀歌などを披露した。

 最初に歌を詠み出す購師(こうじ)を担当した葛西優羽(ゆう)さん(2年)は、男子生徒で初めてこの役を務めた。「90回という節目の年に新たな歴史を刻めたことを誇りに思う。後輩の男子生徒にもこのバトンをつないでいけたら」と話していた。

和歌の音程を記した紙を手に笑顔を見せる、奉仕諸役を務めた3人の生徒

 今年のお題は「明」(めい)。各学年の秀歌は次の通り(敬称略)。
▼両祖千優(3年)
 誰にさえ明かすことなき胸の内風の通いて知ると思えり

▼三角柚月(2年)
 明日こそ言える気がして帰り道夕焼け空にため息まじる

▼吉本陽香(1年)
 朝が来て窓にひろがる明るさよ昨日の涙そっと消えゆく

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