決済事業などを手掛ける「全投信」の破産手続きを受け、取引先の中小企業で売掛金が回収不能となり、連鎖倒産や資金繰り悪化への懸念が広がっている。
これに対し、大阪府の吉村洋文知事は7月29日の会見で、被害を受けた中小企業への支援策を発表した。国の「セーフティネット保証1号」適用決定を受け、府独自の「経営安定サポート資金(セーフティネット型)」の融資受け付けを31日から開始した。
対象は、全投信に対して50万円以上の売掛債権を持つか、取引規模が20%以上を占める府内の中小・小規模事業者である。融資限度額は2億円(無担保8000万円)で、融資利率と信用保証料率はともに0.9%、期間は10年以内となる。また、小規模事業者向けのつなぎ資金(上限2000万円)も実施する。
府内では資金繰りや代替決済の相談が計35件寄せられており、府は大阪信用保証協会や各商工会議所での相談を呼びかけている。
全投信破産で府が独自融資 府内企業から相談、支援急ぐ
