「100歳長寿のまち」と注目されている、京丹後市の中山泰市長が、「社交サロン ザ・クラブジャパン関西」(会場=中之島LOVECENTRAL)の8月例会で講演し、「〝日本のふるさと〟といわれる自然環境の中、長寿につながる食生活が習慣化されている。特に地域社会における絆と生きがいを大切する意識が、高齢者の方々に自然な形で浸透している」と〝長寿の秘訣〟を披露した。

同市は日本海に面し、人口は約5万人。100歳以上の比率が全国平均の約3倍に達し、世界最高齢(男子)のギネス記録に認定された木村次郎右衛門さん(享年116)が暮らしたまちでもある。
講演で、中山市長は、「ぜひ!京丹後市と友人になりませんか」と題して話を進め、同市の魅力をアピール。海の幸、山の幸に恵まれた〝美食のまち〟であることや、絹織物の丹後ちりめんなどの伝統産業を紹介した。
健康を軸にしたまちづくりについても説明し、健康長寿者が多い理由について、「高齢者の多くは農作業を行っており、自宅で野菜を育てている人も多い。日常的によく身体を動かしていることが健康につながっている。海藻や野菜など食物繊維が豊富な食事を日頃から摂取しており、腸内環境を良くしている。そうした中、近隣住民の絆と生きがいが感じられるような活動を行政としても支援している」と述べた。
さらに昨年6月には、第1回世界長寿サミットを同市で開催。アメリカ、イギリス、オランダ、韓国、中国など海外からの参加国もあり、同市は世界に向けて先進的な健康増進活動を紹介した。また、大阪観光局とは「健康長寿を活かした交流人口拡大連携協定」を締結。同観光局の協力を得て京丹後市観光公社が展開するヘルスツーリズムなどの誘客コンテンツの開発を進め、交流人口の拡大につなげていく方針だ。
