
個性的な外観のトルクメニスタンパビリオン。国馬と国犬は、パビリオンに設置された巨大スクリーンでも、パビリオン内の紹介でもとても目立つ存在だ。
世界でも最も閉鎖的な国と言われていて外国人が入国するのは簡単ではないので、このパビリオンを訪れることは、トルクメニスタンのことを知る貴重な機会になるはずだ。
パビリオンの特徴をスタッフに尋ねてみたが、「特にこれを見てほしい」というものはなく、館内全体でトルクメニスタンの様々なシーンを見せているので、「歴史や文化、経済、ライフスタイル、自然や地形などを万遍なくみてもらえたら嬉しい」とのことだった。
実際に中に入ると、真正面に肖像画があり、「Welcome to Turkmenistan」と迎えてくれる。この肖像画は時期によって変わるようだ。
最初の部屋に入ると、そこでは円形の壁一面と天井も含めたスクリーンで映像が映し出され、トルクメニスタンという国がどんな国なのかを紹介しており、映像はなかなか迫力のある。


2階はトルクメニスタン製の製品や天然資源、工業製品、民族衣装や装飾品などが展示されている。



3階では廊下にハンドメイドの民族衣装が飾られていて、その奥にあるレストラン・カフェの一画には現地の家の部屋を再現したようなスペースも作られている。

残念ながらレストランだけの利用はできず、パビリオン見学の列に並んで館内に入らないとレストランへは辿り着けない仕組みになっている。それでも他では味わえないトルクメニスタンフードを体験出来るのは価値のある時間の過ごし方かもしれない。
今はカフェメニューだけで、コーヒーなどのドリンクとカジュアルフードだけの提供だが、準備が整い次第、トルクメニスタンの本格的な料理も提供する予定だという。トルクメニスタン料理は肉料理がメインで、その中でもヘルシーなラム肉が最もよく使われるとのこと。