観光大使のHYDE、万博オーストリア館で大統領らと対面

 大阪・関西万博にオーストリアの観光親善大使を務める人気ロックバンド「L’Arc〜en〜Ciel」のボーカル・HYDE氏が5月23日、同国のナショナルデーにあわせてオーストリア館を訪れ、来日中のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン連邦大統領らと対面した。

 HYDE氏は、長年の音楽活動が評価され、2024年1月から観光大使を務めている。最新アルバム収録曲「LAST SONG」のミュージックビデオは同年、ウィーンで全編撮影され、美術史博物館での収録は日本人アーティストとして初の事例となった。ホテル・ザッハーやスワロフスキー、メガネブランドのシルエットなど、現地企業とのコラボも展開し、音楽とカルチャーを通じて両国の橋渡し役を担っている。

 この日、HYDE氏は大統領らと言葉を交わし、「ウィーンは街並みが美しく、人も優しい。歴史的な建物を眺めながらカフェで過ごす時間が印象に残っている」と語った。屋外エリアには、HYDEさんがライブで実際に着用したスワロフスキー製の帽子が展示され、記念撮影スポットとして来場者の注目を集めている。