地域

だんじり、やぐら、太鼓台が40基、万博に大阪の祭が集結

  大阪・関西万博の西側リング外の「EXPOアリーナmatsuri」で「大阪の祭!~EXPO2025 春の陣~」が9、10日の2日間、開催された。大阪ウィークのオープニングを飾るこのイベントに、府内各地から「だんじり」「やぐら」「太鼓台」など約40基が一堂に集結し、大阪の誇る祭文化が来場者を魅了した。

 中でも、重さ4㌧を超える巨大なだんじりが会場中央の実演エリアで繰り広げた勇壮なパフォーマンスには、観客から大きな歓声が上がった。動く芸術品とも称されるだんじりは、1基につき数百もの精巧な彫刻が施されており、その迫力と美しさは圧巻。大阪が誇る伝統の技と心意気が、万博の舞台に堂々と花を咲かせた。

 また、夜間には各台が提灯などでライトアップされ、昼とはまた違った幻想的な姿を披露。和太鼓の演奏や地域ごとの踊りなどもステージで繰り広げられ、訪れた人々は大阪の多彩でエネルギッシュな祭文化に酔いしれた。

 国内外からの来場者が集まる万博で、地元・大阪の伝統がこれほどの規模で紹介されるのは異例のこと。まさに大阪の「粋と魂」が結集した。