
バングラデシュはインドの東側にあるベンガル湾に面し、豊かな緑と多くの川や水路が特徴の南アジアの国。世界最貧国ともいわれていたこともある国だが、展示を見る限りそんな印象は全くない。
オシャレなデザインのレイアウトがなされたパビリオン内は、大きく3つに分けられている。真ん中部分が以下の写真のように区切られていて、その両サイドに模型が入ったケースが置かれている。各ケース内では同国の人々や文化、街の様子、地形などの模型が現在の同国を現している。



次にパビリオンの右側へ回ると、カラフルなデジタル素材で同国の豊かな食文化や歴史、伝統、自然などが紹介されている。その隣には実際の民藝、工芸品や農産物などが並ぶ。




その後に続くのはITやテクノロジーという言葉。同国は、オンライン労働力供給国として世界第2位、国内のITプロフェショナル数が75万人以上、世界のデジタル経済圏での成長率世界第4位、という説明があり、日本人の知るバングラデシュとは少し違うイメージかもしれない。


一生のうちで実際に足を運ぶ可能性の低い国のパビリオンで新しいことを学び、発見できるのは万博の魅力の一つだ。