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【国内・民間パビリオン編】13日開幕、誰も経験したことがない没入体験 国内産業の魅力発信

 13日に開幕する大阪・関西万博を前に、9日にメディア向けの内覧会が実施された。万博の華といえば海外パビリオンだが、国内パビリオンも会場内でしか体験できないものばかり。実際に体験した中からいくつか紹介したい。

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●NTT Pavilion PARALLEL TRAVEL

 同社が開発に取り組む、次世代情報通信基盤「IOWN」を体感できる。4月2日に吹田市の万博記念公園で行われたアーティスト「perfume」のライブのデータを同館に伝送し、3D映像×光×音に〝振動〟を加え、今まで電波に乗せることができなかった「触感」も含めた五感で体験できる。

 さらに、万博会場内の別の場所につながっているテレビ電話を通じて、胸に聴診器を当てることで、自分の鼓動がテーブル越しに相手へ伝わるという、触感を介した通話体験もできる。

perfumeのパフォーマンスは臨場感満載

●ガスパビリオン おばけワンダーランド

 専用ゴーグルを使ったXR体験(7歳未満は専用タブレットを使用)。参加者はおばけになりきって、菓子をゲットしたり敵を倒したりするバーチャルゲームを楽しみながら、環境問題について考える物語が繰り広げられる。

 メインコンテンツの体験後も、環境問題についてどんな取り組みが自分にできるかを学べるミニゲームコーナーが楽しめる。案内役のおばけ「ミッチー」のお茶目なキャラクターにも注目。

案内おばけのミッチーと一緒におばけの世界に飛び込む

●住友館 さぁ、森から始まる未来へ

森は暗く、ひんやりとして湿った空気が漂っていて、屋内であることを忘れてしまう

 約1000本ほどの「住友の森」で外壁を作った館内に、本物さながらの森を再現。森を探索した後はシアタールームに移り、何層にも重なった立体的な映像に合わせてパフォーマーがダンスを披露。リアルとバーチャルのショーが鑑賞できる。このほか、期間中に植林体験を行う予定。

キノコが生えてくる様子に合わせて、命の芽吹きを表すような舞を披露するパフォーマー