入試を目前にした今、「高校入試を控えているのに、勉強のやり方がわかっていない」「苦手教科が成績全体の足を引っ張っている」といった焦りや不安を抱えている保護者は少なくありません。そこで「個別指導キャンパス」代表の福盛訓之さんに、保護者に向けてのアドバイスをお聞きしました。
―受験生を持つ保護者からどのような問い合わせが多いですか
最も多いのが「勉強のやり方がわかっていないのではないか？」「学習意欲が持続しない」「苦手教科はどのようにしたら克服できるのか？」というご相談です。お子さまがクラブ活動に参加している場合は、「勉強とクラブを両立させたいのだが、時間的な制約があって苦労している」といった声も。全体的に中学１・２年生の場合は学習を含めた生活習慣に関するご相談が多いのですが、中学３年生になるとどの高校を受験すべきかなど、具体的な進路に関する内容が多いです。
―思春期の子どもへの対応に難渋している保護者への手厚いカウンセリングが評判を呼んでいます
今の悩みについて、教室長が詳しくお聞きしています。お子さまの現状（生活態度や成績、学習への意欲など）から始まり、保護者が何に不安を感じ、何を望んでおられるかに耳を傾け、教育指導のプロの立場からアドバイスをさせていただきます。最初は本音を話すことをためらう人も多いのですが、親身になってお話をお聞きしているうちに思いのたけを打ち明けられ、混乱していた感情の整理がついてすっきりとした表情になられます。場合によっては教室長と親子の３者、もしくは教室長とお子さまだけの２者面談があります。
―受験を成功へと導くために、この１年間保護者はどのようなことを心がけるべきか。また、受験生本人へのアドバイスも
親としてはわが子のことが心配なあまり、つい感情的になっていろいろと口を出してしまいがちです。しかし、ネガティブな言葉はお子さまのモチベーションを下げ、思考を止めてしまい、健全な成長にも影響を及ぼします。保護者の皆さんはお子さまの気持ちに寄り添い、前向きになれるような言葉がけを心がけてください。受験生本人も自分の可能性を信じ、夢の実現に向けて私たちと一緒に頑張ってほしいと願っています。